においを可視化する「におい検査機」

包装×DXPackaging ×DX

カテゴリ
Eliminate Personalization/Technology Inheritance
分類
Visualization
7-551 東7ホール

ソリューション

においを可視化する「におい検査機」

Odor Visualization Technology: Smell Inspection Machine

●問題提起
 製品の開発や生産現場では、現在においても官能検査が一般的です。これまでにおい分析に使われてきた「ガスクロマトグラフィー」は臭気の成分を特定できる一方、微妙なにおいをかぎ分けるには限界があるとされてきました。

●課題解決
 においの検出は人の鼻と似たしくみです。においに含まれる化学物質(におい分子)が、人の嗅覚受容体に相当するセンサの感応膜に吸着すると、センサの特性(共振周波数)に変化が起こります。各々のセンサの信号を統計的手法で解析することで、においの違いを簡便に可視化できる利点があります。これにより、生産工程の検査員の負荷軽減、人員不足の解消、品質の安定化に貢献します。

●検査実例
 コーヒーやお茶の研究開発、日本酒やワインの出来栄え評価など、幅広い用途でお使いいただくことを想定しております。研究開発におきましては、自社製品のにおいの特徴を他社と比較することも可能です。そのほか、製造されたゴマ油が出荷基準を満たしているか香りで確かめることで検査員を補助、小麦粉のカビ臭を覚知することで品質管理にも貢献します。