追従システム（ダイレクトドライブシステム）を用いたボトルネックの解消

間歇ロータリー式自動包装機において高い能力で液充填を行う際、泡立ちや液の跳ね返りがシール面に付着し溶着不良を起こす。それらを抑制するには包装能力を落とすほか手段がなく包装機がもつポテンシャルを有効活用することができていなかった。ボトルネックとなる工程をなくし包装機本来の性能を引き出すことを目的とし本要素の開発に至った。／間歇ロータリー包装機のロータリーテーブル上部に同調システムを搭載し、この同調装置の駆動源は包装機とは独立したサーボ駆動方式を採用した。駆動源を独立させることで当社が取り扱う標準的な汎用機に対しても個別の設計や専用の開発リソースを費やすことなくラインナップを拡充させることができた。移動と停止を繰り返す間歇トータリー包装機において移動時間にも充填動作を行うことによって充填時間を約8倍程度の充填時間を生み出すことが可能となった。／液充填以外の充填物にも展開する。
１．固形物（嵩比重の軽いもの、量目が多いわりに高い能力を要求されるもの舞い上がりやすいもの）
２．窒素ガス等の気体（吐出する際に、中身を舞い上がらせてしまうもの）